商標を登録するとどんなメリットがあるの?

トップページ > 商標の知識

商標の知識

商標登録出願を行い特許庁に登録されると,登録商標は出願人が独占して使用することができます。

そのため,第三者が無断で登録商標を使用しているような場合,権利者は差止請求や損害賠償請求をすることができます。

近年では,インターネットの普及により,第三者が勝手に商標を使用していないかをチェックするいわゆるウォッチングがしやすくなりました。権利取得後には,定期的にウォッチングにより自己の商標を管理することがよいと思います。

逆にいえば,自分が商標登録をせずにネーミング等を考えて使用していた場合,第三者から警告を受けたり,差止請求,損害賠償請求をされたりする可能性があり得ます。

無用な紛争に巻き込まれないよう,商標登録により権利保全の検討を!

また,特許権,実用新案権は,技術としての知的財産であるため,長年の使用すれば,他の新しい技術が開発されることから権利としての価値は低下していくのが一般的です。

これに対して,商標は最初は無名ブランドであっても,長年の使用により需要者に浸透していけば,広告機能が発揮され,ブランド力を有することになります。

商標は,長年使用によりブランド力を発揮し,価値が増大する可能性があります。

商標の機能

商標には,以下の4つの機能があると言われています。

上記の商標の機能により,自分の商品等と他人の商品等とを需要者に対して識別させることができます。また、商標が継続的に使用され,需要者等に浸透していけば,広告としての機能も発揮します。